氷河期世代

社畜サラリーマン

おはようございます。蒼バンバンです。
今日は土曜日ですね。

蒼バンバンは1978年生まれの男子。
1997年に大学へ進学しましたが、将来の夢がこれとして合ったわけではなく、
当時、職にあぶれることが少ないと言われていた工学部を専攻しました。

学生時代の前半は怠惰な生活そのもの。
バイト・麻雀・パチスロにハマり、留年まですることに。
結局、学部卒業に5年かけたわけですが、
同期のメンバーが2000~2001年に就職活動で苦労する姿を横目に見て、
当時の日本の景気・経済が終わっているなぁと冷めた目で見てた記憶があります。
※1997年当時の日経平均株価:約18,000円

引用元:日経新聞 Smart Chart PLUS

特別、これまでの大学生活で”スキル”を身につけたわけでもなく、
このままでは社会で通用しないと、留年後は本気で勉強し、研究生活に没頭しました。

大学院に進学してからは、研究室に配属されるため、
教授の先生方や先輩との交流も増え、ようやくまともな社会生活が送れる身体に戻りました。

特に影響が大きかったのが、社会人から大学に戻って教授になられた先生ですが、
バブル期を謳歌したであろう世代の方なので、
”がんばれば何とかなる” ”努力は必ず報われる” ”やるしかない”
が口癖のアツい先生でしたが、怠け者だった自分には逆にそれが新鮮・刺激的で、
疑うことなく付いていってましたね。

そんな勢いで就職活動に入ったわけですが、
蒼バンバンは2002年の年末頃から2003年の夏前にかけて半年ちょいくらいの期間だったでしょうか。
ちょうどインターネットも普及し、2ちゃんねるの就職板にも出入りしてましたが、
50社の面接受けて1社も通らないとか、現在ではネタと思われるようなことが、
本当に起きている時代でした。
※2003年当時の日経平均株価:約11,000円

蒼バンバンの学校は超有名校とまではいかないまでも、
そこそこ理系大学としては一定の評価がされている学校でしたが、
”学校推薦”という枠がそれなりにはあったので、
とある電機メーカーを第一志望に決めて、一般の自由応募でも数社受けることに。

今から考えると、そこそこブラックな研究室に入ったことに後から気付くわけですが、
逆にその甲斐あって、就職活動はそこそこ順調。
数社の内定をもらって、本命の電機メーカーの学推待ちだったわけですが、
例年は3月までに通知が来てる学推が、こない・・・
大学の就職担当窓口の先生から問い合わせいただくことに、、、
その結果、「今年は御校からの推薦枠は設けておりません」。
Orz…

本当に泣きました。
ここから慌てて他の学推で来てる企業先を探すも、
ほとんどの枠がもう埋まっている状態。
他社も含めて、学校推薦枠自体が減っている中で、
本当に悲劇でしたが、だったら自由応募で突破するしかない。

第何次選抜だったか忘れましたが、
GWを過ぎてからの一般エントリーで本命企業に申し込むわけですが、
書類選考すら通らず、断念することに。
どの企業も景気が良いわけではなかったですが、
その頃に大きなリストラをしていたことも、後から知りました。

結局、自由応募で合格をもらっていた中部地方のメーカーに入社することになるわけですが、
社会人1年目から、それはもう大変な設計開発現場に送り込まれることになった蒼バンバン。
また最初の上司の5人は一生忘れないと言われますが、今でも強烈な印象が残っています。

職場の部長さんは、オールバックで猿顔の関西人。
休日は、グラサン/紫スーツ/先の尖ったブーツに改造シャコタンBenz。。。
でも、親分肌で仁義を重んじる典型的なリーマンヤクザ(笑
課長さんは、超真面目で面倒見の良い、上司のヤクザ部長にも一目置かれる若頭。
係長さんが、これまたコワい、アゴ髭が似合うインテリチンピラ。
この3人に、本当にしごかれまくって、新卒3年間は生きた心地がしなかったです。
土日は出社も多かったですが、とにかく自己研鑽を積んで、
仕事の勉強(自動車業界)、設計技術の勉強をしてました。

この頃に彼女(後に奥さんになる)が出来て、
あまりものハードワークからくる肉体的疲労・メンタルを本当に心配してくれて、
他府県に住んでいたのですが、週末はいつも自分で高速を運転し、
激務で廃人となっている蒼バンバンのワンルームマンションまで来てくれました。
当時から何も言わなくても、掃除・洗濯・料理をしてくれていたことを記憶しています。
直接きちんと感謝を言葉してお礼しないとあかんなぁ。。。

そんな献身的に蒼バンバンを支えてくれる彼女と
交際2年で結婚し同居することに。2005年の秋のことです。
まだまだ仕事も忙しかったですが、とにかく話・価値観が合うし、
一緒に居てリラックスできる存在だったことが決め手です。
結婚式も翌年に挙げて新婚旅行に行きましたが、
当日は愛知→大阪まで移動してから関空からイタリアへ行ったのですが、
当日の朝まで会社で徹夜して、図面を提出してから寝ないまま出発。
※2006年当時の日経平均株価:約16,000円

就職活動、就職、結婚、新婚生活、新婚旅行と人生のメインイベントを、
ただただ必死に、生きるためにがんばっていた記憶があります。
どれだけ辛くても、どれだけ叱られても、
「しんどい」なんて言うことすら許されなかった時代。
「メンタル」という言葉すら浸透していなかったし、
「パワハラ」「セクハラ」が日々普通に繰り返されていたようにも思います。
その中で、当然今から思えば、メンタルが理由で潰れていった同僚も沢山いましたが、
完全に弱肉強食の世界。
「弱いものは食われる」「生きるために、強くなるんだ」

そんな、今のご時世では絶対にまかり通らない、
でもそういう時代を生き抜くしかなかった新卒時代でした。
・就職すらままならなかったアイツ(大学同期)
・就職したけど就職先がすぐに倒産してしまったアイツ(高校同期)
・就職できたけど、就職先が真っ黒ブラックで耐えられなかったアイツ(何かの同期)
本当にみんなが大変、
そしてバブル崩壊後の将来が見通せない社会に身ひとつで放り出された世代。
それが、氷河期世代。
ロストジェネレーションとも言われますね。
ロスト=消失、ジェネレーション=世代。
確かに、今の職場も同世代が少ない。みんなどこへ行ってしまったのか?

その答えが蒼バンバンの中では、まだ明確にならないまま、
でも何となくわかってるような気もするけど、
深く考えると何か嫌で、考えることを避けながら45歳まで来てしまった気がします。

今も決して良い時代とは思えないけども、
今年日経平均は40,000円を突破し、失われた30年を取り戻したと言われています。
※2024年7月20日の日経平均株価:40,063.79円

この中に”失われた世代(ロスジェネ)”が少しでも取り戻せていれば良いのですが、
もう過去を変えることは出来ません。

出来ることは未来を変えること。

「今日」が私・あなたにとって、未来を変えることが出来る、一番若い日です。

そう信じて、また一歩、進みましょう!

今日はここまで!

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